2023年5月8日、FIBAバスケットボールワールドカップ2023で日本と対戦するオーストラリアが代表候補の18名を発表しました。
今あなたはオーストラリア代表メンバーについて気になっていませんか?
地上波では海外のバスケリーグは放送されていないため、情報が少ないから当然ですよね。
- オーストラリア代表のNBA選手は誰?
- オーストラリア代表のバスケットボール世界ランキングは?
- オーストラリアのNBLってどんなリーグ?
上記の疑問は私も気になったので、調べることにしました。
私はバスケットボールを15年以上指導した経歴があるので、選手や試合を見る目には自信があります。
JBA公認コーチライセンスも取得しました↓↓↓
そんな私がこの記事で、バスケットボールオーストラリア代表メンバーや、その強さについて深掘りしていきます。
最後まで読めば、オーストラリア国内のバスケットボール事情に詳しくなり、より試合観戦が面白くなりますよ!
- >>>バスケワールドカップの視聴方法!DAZNで全試合が見れるお得なプランを解説!
- >>>バスケW杯日本代表メンバー予想2023年最新版!【JBA公認コーチが徹底解説】
- >>>バスケW杯ドイツ代表メンバーまとめ!NBA現役選手など2023年最新情報!
- >>>バスケW杯フィンランド代表メンバーまとめ!NBA選手のエースがヤバい!
バスケW杯2023|オーストラリア代表メンバーまとめ!
前述しましたが、2023年8月に開幕するFIBAバスケットボールワールドカップ2023に向け、オーストラリアは代表候補メンバーを発表しました。
2023年8月10日、オーストラリア代表は候補メンバーを以下の通り13名に絞っています。
選手名 | POS | 身長 | 誕生日 | 所属 |
---|---|---|---|---|
ザビエル・ クックス | F | 203 | 1995 8/19 | ウィザ ーズ (NBA) |
ダイソン・ ダニエルズ | G | 197 | 2003 3/17 | ペリカ ンズ (NBA) |
ダンテ・ エクサム | G | 195 | 1995 7/13 | マブス (NBA) |
ジョシュ・ ギディー | PG | 203 | 2002 10/10 | サンダー (NBA) |
クリス・ ゴールディング | PG SG | 191 | 1998 10/24 | フランス リーグ |
ジョシュ・ グリーン | G | 198 | 2000 11/6 | マブス (NBA) |
ジョー・ イングルス | G/F | 204 | 1987 10/2 | バックス (NBA) |
ニック・ ケイ | C | 205 | 1992 8/3 | 島根 スサノオ マジック |
ジョック・ ランデール | C | 211 | 1995 10/25 | サンズ (NBA) |
パティ・ ミルズ | PG | 183 | 1988 8/11 | ホークス (NBA) |
デュオプ・ リース | C | 211 | 1996 6/26 | 中国 リーグ |
マティス・ サイブル | G/F | 196 | 1997 3/4 | ブレイ ザーズ (NBA) |
ジャック・ ホワイト | F | 201 | 1997 8/5 | ナゲッツ (NBA) |
上記13名の中には現役のNBA選手が9名もいるんですよ!
同じくFIBAバスケットボールワールドカップ2023に出場する日本代表候補は、八村塁選手(レイカーズ)と渡邊雄太選手(サンズ)の2名のみがNBAでプレーしているメンバーとなります。
日本代表の4倍以上のNBA選手がいるなんて、オーストラリア代表メンバーは反則級に強い予感がしますね^ ^;
私がオーストラリア代表の監督なら、贅沢に代表チーム内でNBA選手同士の紅白戦をやっちゃいます。笑
NBA選手になれるのは、限られたメンバーしかいないことが以下の情報からわかりますよね↓↓↓
NBAの規定
- チーム数:30
- 1チームの登録選手:15名
- 設立:1946年〜
- 歴代のNBA経験者:約4,400名
- 平均の選手寿命:約4.8年
ちなみにメジャーリーグとNFLの経験者はどちらも約25,000人ですよ。
比較すると、NBAでプレーできる選手がひとにぎりであることがわかります。
Bリーグでプレーしているメンバーもいるので、日本人の私としては誇らしいです!
ベテランで実力のあるマシュー・デラベドバ選手やソン・メーカー選手が外れていることから、オーストラリア代表の競争はかなり激しいことが分かります。
ここからは、代表候補に選出された注目のNBA選手をご紹介しますね。
バスケW杯2023|オーストラリア代表の注目選手!
FIBAバスケットボールワールドカップ2023に出場するオーストラリア代表の注目すべきNBA選手は、ジョシュ・ギディー選手です。
ジョシュ・ギディー選手のプロフィールはコチラ↓↓↓
ポジション | PG |
生年月日 | 2002年10月10日 |
出身 | オーストラリア メルボルン |
年齢 | 20歳(2023年7月25日現在) |
身長 | 203cm |
体重 | 98kg |
所属チーム | オクラホマシティ・サンダー |
NBA屈指のオールラウンダーであるジョシュ・ギディー選手。
2022-2023年シーズンには1月の段階でNBA通算1,000得点・700リバウンド・500アシストを達成しています。
キャリア最初の100試合以内でこの記録に到達したのはNBA史上4人目の快挙だったんだとか。
>>>NBA楽天の無償提供キャンペーンを調査!楽天モバイルを契約してみた!
ジョシュ・ギディー選手(背番号3番)がプレーする動画がコチラ↓↓↓
15年以上バスケットボールを指導した経歴のある私が、上記の動画を見て、ジョシュ・ギディー選手の特徴を分析しました↓↓↓
- 空間認知能力が高いので、周りの選手を使える
- 常に7〜8割のスピードなので視野が広く、プレーの選択肢が多い
- 自己中心的なプレーがなく、味方を生かしながら自分も得点するので守りづらい
ジョシュ・ギディー選手は、NBA史上最高と呼ばれる「キング」ことレブロン・ジェームズ選手から、以下のような称賛を受けています↓↓↓
「彼は、そのサイズでのリバウンド能力、本能的なパス、そしてペイント内で得点する能力を備えているため、毎晩トリプルダブルをするタイプのプレーメイカーだ」
「彼はこれからもますます良くなると思う」
引用元:Why the Boomers' NBA talent pool is considered good enough to claim World Cup or Olympic glory/ABC News
レブロン・ジェームズ選手が言う通り、ジョシュ・ギディー選手はリバウンド力・パスセンス・3ポイントシュートの3拍子が揃った、万能タイプの選手ですよ。
若干20歳(2023年7月25日現在)にして、これまでにNBAで4回のトリプルダブルを記録しています。
203cmと高い身長でパスが上手く、得点もできるなんて凄いですよね。
私にもジョシュ・ギディー選手のような能力があったら、もっとバスケットボールを楽しめたはずです^ ^;
ジョシュ・ギディー選手のプレー動画のコメント欄には、以下のような評判がありましたよ↓↓↓
ジョシュ・ギディーの評判
- ジョシュ・ギディーって昔のNBA選手みたいだね
- 返信:ラリー・バードだな
- 返信:ボブ・クージーでしょ
- 返信:マジック(ジョンソン)、マラビッチ、リック・バリー、ジェイソン・ウィリアムスだよ
- ギディーは間違いなく、どのチームの限界値も引き上げます
- ジョシュ・ギディーはホール・オブ・フェイム(殿堂入り)になるだろう
- ラリー・バードを彷彿とさせるよね
- 派手さはないけど、純粋なテクニックだ
これだけ評価が高いジョシュ・ギディー選手ですが、東京オリンピック2020のオーストラリア代表最終候補メンバーからは外されています。
ジョシュ・ギディー選手が主要な国際大会に出場するのは、FIBAバスケットボールワールドカップ2023が初めてでデビュー戦となるんですね。
一度はオーストラリア代表メンバーから外されてるので、今回は余計に燃えていることでしょう。
期待の超新星がFIBAバスケットボールワールドカップ2023の日本代表戦で、どんなプレーを見せるのかワクワクしますよね!
ジョシュ・ギディー選手についてのさらに詳しい情報はコチラ↓↓↓
>>>ジョシュギディーのプレースタイルや経歴プロフまとめ!8歳で天才と言われた理由!
バスケW杯2023|オーストラリア代表をベンシモンズが辞退した理由
2023年6月30日、NBAのスターであるベン・シモンズ選手がW杯2023に出場しないことが発表されました。
背中に怪我を負っていて、そのリハビリもあり2月16日を最後に残りの全試合を欠場しています。
ベン・シモンズ選手はオーストラリア代表でのプレーを望んでいただけに残念です。
The long wait is over? 🔥
— FIBA Basketball World Cup 2023 🏆 (@FIBAWC) May 5, 2023
🇦🇺 Boomers coach Brian Goorjian reveals Ben Simmons's mindset is "getting ready" to put Australia jersey back on at the World Cup.#FIBAWC x #WinForAustralia
有名選手の欠場で日本代表や他国の代表チームにとってはチャンスと考える人もいるでしょう。
しかし、ベン・シモンズ選手がいなくても、オーストラリア代表が常勝チームであることに変わりありません。
次項からは、オーストラリア代表の強さの秘密に迫ります。
バスケW杯2023|オーストラリア代表が強い3つの理由!
なぜオーストラリア代表は世界ランキング上位を長く維持できるほど強いのか、その理由を解説します。
2023年3月7日、FIBA公式サイトから発表された世界ランキングの内、上位3カ国は以下の通りです。
引用元:FIBA WORLD RANKING PRESENTED BY NIKE/FIBA.besketball
- 1位:スペイン
- 2位:アメリカ
- 3位:オーストラリア
やはり世界のトップ3はかなりの強豪ですよね。
世界ランキング(FIBAランキング)とは、過去8年間における主要な国際大会での成績をポイント化して、ランキング化した順位のことです。
オーストラリア代表の過去の世界ランキングの推移を見てみましょう↓↓↓
世界ランキング 発表日 | オーストラリア代表の順位 |
---|---|
2023年3月7日 | 3位 |
2022年11月18日 | 3位 |
2022年9月26日 | 3位 |
2021年12月8日 | 3位 |
2021年3月2日 | 3位 |
2020年3月4日 | 3位 |
直近の3年間で、国際大会において安定した実力を発揮しているオーストラリア代表は、ずっと3位をキープできていることがわかりますよね。
しかし、バスケットボール競技において、オーストラリア代表が強い理由がますます気になりませんか?
私が理由を調査した結果、以下のような結論に達しましたので解説します。
①代表メンバーの多くが現役NBA選手
先ほどから何度も強調しているように、オーストラリア代表にはNBA選手がたくさんいます。
「それが強い理由なんて当たり前じゃん!」と思うかもしれませんが、実は当たり前のことではないんです。
例として、今回のW杯2023に日本代表候補の八村塁選手は参加していません。
自身のNBAでのキャリアを考えた上での決断なので仕方ないのですが、W杯への出場を避けるNBA選手は意外と多いんですよ。
オリンピックには出たいけどW杯はいいや
と考えるNBA選手が多い中、オーストラリア代表にいるNBA選手はロスターの過半数を上回ります。
なんとしても母国を優勝させたいという強い愛国心が感じられますよね!
しかし、そもそもなぜオーストラリアは、これだけの数のNBA選手を生み出すことができるのでしょうか?
②独自の若手育成プログラム
オーストラリアには若手エリート選手育成のため、CoE(センター・オブ・エクセレンス)という育成機関があります。
CoEに合格すると、優秀なコーチ陣から専門的なバスケットボールの指導を受けることができるんだとか。
アメリカや日本のように、高校や大学での選手育成が中心になっている国とは対照的な方針ですよね。
クラブチームとして試合に参加することもあり、NBAグローバルアカデミー(アメリカ以外から将来有望な若手を集めて育成する機関)と試合をすることもあるんです↓↓↓
Some highlights from the COE @nbaacademy Games championship game! Plenty of terrific team play and individual highlights https://t.co/XhPmIQdrzR
— Centre of Excellence (@BACentreofExcel) July 10, 2023
少し古いデータですが、NBAの2017-2018年シーズン開幕ロスターにオーストラリア出身の選手は8名登録されていました。
この数字は1位のカナダ(11名)、2位のフランス(10名)に次いで3位であり、それはCoEの成果であると報告されています。
NBA開幕ロスター入りした選手のうち、マシュー・デラベドバ、パティ・ミルズ、ダンテ・エクザム、ジョー・イングルズの4人はCoEの出身です。
>>>パティミルズのトレードを調査!10日間で3回移籍した理由を徹底解説!
>>>ジョーイングルスが神である5つの理由!トレードの経緯も徹底調査!
日本にもDC(ディベロップメント・センター)という育成機関があります。
しかし、オーストラリアのような成果は出せていないので、早く世界基準に追いつきたいですよね!
- 引用元:https://australia.basketball/centre-of-excellence-coe/
- 引用元:https://basketballking.jp/news/world/nba/20180220/48464.html
③国内リーグのNBLが提供するNBA選手育成システム
オーストラリアの国内バスケットボールリーグNBLにはネクスト・スターズ・プログラムというシステムがあります。
NBAドラフトにエントリーできる有望な選手を育成するため、1年間NBLでプレーさせる契約です。
注目選手であるジョシュ・ギディー選手もネクスト・スターズ・プログラムからNBA入りを果たしています。
NBA入りを急ぐ若手に、そのための準備段階としてNBLでプレーする期間を提供しているのですね。
国外からも選手を呼んでいるネクスト・スターズ・プログラムですから、国内の選手にとっては良い刺激にもなるのかもしれません。
オーストラリアの国内バスケリーグNBLとは?
They've got Next 😤
— NBL (@NBL) July 16, 2023
Which of our seven Next Stars are you most excited to see in #NBL24? ⭐
Read more: https://t.co/ijB9jKrlP3 pic.twitter.com/16g8bcywd3
NBLとは、オーストラリアのプロバスケットボールリーグであり、National Basketball Leagueの略称です。
オーストラリアから9チーム+ニュージーランドから1チームの計10チームが参加しているので、国際的なリーグと言えますね。
NBAよりはレベルが下がりますが、NBAでプレーした経歴がある選手がNBLのチームと契約するなど、近年ではユーロリーグとも遜色なく高いレベルであることがわかります。
2020年時点で過去5年間にファンの数が32%も増加している人気リーグなんだとか。
日本のBリーグもNBLのような人気が出てきて欲しいですよね!
>>>バスケワールドカップの視聴方法!DAZNで全試合が見れるお得なプランを解説!
- 引用元:https://halftime-media.com/news/conference-2022-2-nbl/
- 引用元:https://basketballking.jp/news/world/worldother/20230203/414930.html?cx_tag=page1
バスケW杯2023|オーストラリア代表の注目選手の年俸
バスケットボールW杯2023に出場するオーストラリア代表の、注目選手の年俸をご紹介します。
年俸が高いのはやはりNBA選手ですね!
オーストラリア代表の中でも、2023年の年俸が高いNBA選手3人を順番に並べるとこうなります↓↓↓
選手名 | 所属 | 年俸 |
---|---|---|
ベン・ シモンズ | ネッツ | 3,789万ドル (52億円) |
パティ・ ミルズ | ネッツ | 680万ドル (9億3千万円) |
ジョシュ・ ギディー | サンダー | 658万ドル (9億円) |
NBA選手の平均年俸は2022-2023シーズンで9,662,447ドル=約13億円となっています。
オーストラリア代表のNBAでプレーするメンバーは、平均年俸よりは少ない選手が多いですね。
それでも、一般的な年収の私からすればかなりの高額なので羨ましいです^ ^;
NBAオールスターに3度選出されたベン・シモンズ選手は、2020-2021シーズンから5年総額1億7,000万ドルで契約を延長しています。
しかし、2022年2月にブルックリン・ネッツへ移籍した後は、怪我で試合の欠場が続いている状況です。
まだ20歳と若いジョシュ・ギディー選手は、2023年現在で9億円もの年俸を得ています。
今後はNBAを代表する選手の1人になる可能性が高いことから、年俸もますます高額になるでしょうね!
情報元:What is the Average NBA Salary?(updated 2022-23)/Gaimday
結論:国内リーグのNBLも人気沸騰中!オーストラリアはバスケ強豪国!
今回はバスケットボールオーストラリア代表メンバーや、その強さについて深掘りしました。
代表チームが強い理由は、オーストラリア出身のNBA選手1人ひとりが頑張ったことだけではありません。
彼らはCoEやNBLのネクスト・スター・プログラムなどの育成システムによって手厚くサポートされてきたのです。
日本もオーストラリアを見習って、世界と肩を並べる代表チームを作っていって欲しいですね。
知れば知るほど、オーストラリアが強いことがわかりました。笑
2023年8月23日、オーストラリア代表はフランス代表と国際親善試合を東京で行います。
>>>バスケW杯フランス代表メンバー2023年最新版!NBA選手の4人がヤバい!
ハイレベルな試合が楽しみです!
皆さんもW杯2023でオーストラリア代表戦を楽しく観戦しましょう!
同じ予選グループの代表チームのまとめ記事もありますので、ぜひご覧ください↓↓↓