>>>バスケW杯ドイツ代表メンバーまとめ!NBA現役選手など2023年最新情報!
2023年7月21日、NBAのインディアナ・ペイサーズでプレーするダニエル・タイス選手が、FIBAバスケットボールワールドカップ2023(以下、W杯2023)のドイツ代表候補に選出されました。
ダニエル・タイス選手はNBA視聴者の中でも玄人が好む仕事人です。
そんなダニエル・タイス選手について気になっていませんか?
- ダニエル・タイスのプレースタイルは?
- スタッツは平凡だけど何が凄いの?
上記の疑問について、私も気になっています。
ダニエル・タイス選手の何が凄いかはスタッツを見てもわからなかったので、試合を分析して独自のデータをとることにしました。
この記事では、ダニエル・タイス選手のプレースタイルを、私が独自に調査したスタッツに表れない数字を使って解説します。
最後まで読めば、あなたもNBA玄人の仲間入りですね!
【NBA選手】ダニエルタイスのプロフィール
Daniel Theis meeting his biggest fans ❤️🥹#EuroBasket x #BringTheNoise pic.twitter.com/jNNrzjcvO1
— FIBA EuroBasket (@EuroBasket) September 18, 2022
まずはNBAでプレーするダニエル・タイス選手のプロフィールからご紹介します。
ダニエルタイスのプロフィール
- 生年月日:1992年4月4日
- 出身地:ドイツ ニーダーザクセン州ザルツギッター
- 身長:203cm
- 体重:111kg
- 出身大学:Brose Bamberg
- ポジション:C/F
2008年、ダニエル・タイス選手はドイツのバスケチームであるブラウンシュヴァイクでプロデビューを果たしています。
BBL(バスケットボール・ブンデス・リーガ)では2017年までプレーし、ブローゼ・バスケッツ在籍時にはリーグ優勝を経験しました。
2017年6月19日、NBAのボストン・セルティックスと2年契約しており、同年の10月17日にNBAで初出場していますよ。
ドイツ代表としては、2017年のユーロバスケット、2019年のワールドカップ、2022年のユーロバスケットに出場し、W杯2023でも代表候補の1人です。
ドイツ代表のNBA選手といえばダラス・マーベリックスで活躍したダーク・ノビツキー選手が有名ですよね。
ドイツ出身のNBAレジェンド・ダークノビツキーからの評価
ダーク ノビツキー pic.twitter.com/cJ7vXW3c6J
— ニックTN (@ruka3083) April 10, 2019
ダーク・ノビツキー選手は、2011年にNBAファイナルで優勝し、MVPとなった経験があるドイツ人のレジェンドです。
優勝した当時、ダニエル・タイス選手はドイツのブラウンシュヴァイクでプレーしていました。
この時、同じくドイツ代表のデニス・シュルーダー選手はチームメイトだったんだとか。
ダーク・ノビツキー選手の凄さは、213cmの高身長でありながら3Pシュートやフェイダウェイシュートを武器としていたことにあります。
そんなダーク・ノビツキー選手が、ダニエル・タイス選手について以下のようにコメントをしていますよ↓↓↓
「非常に運動能力が高く、速く、賢い」
引用元:https://www.dw.com/en/daniel-theis-of-the-boston-celtics-nba-finals-are-a-childhood-dream/a-62022732
ダニエル・タイス選手はダーク・ノビツキー選手から高い評価を受けています。
ダーク・ノビツキー選手は、ドイツ人NBA選手である後輩たちを間近で見ていたそうです。
2011年のNBAファイナルでダラス・マーベリックスが優勝した時、興奮して眠れなくなったというダニエル・タイス選手ですから、これは嬉しいでしょうね!
ブログドンとトレードでインディアナペイサーズへ
2022年7月2日、ダニエル・タイス選手はマルコム・ブログドンとトレードでインディアナ・ペイサーズに移籍しています。
ダニエル・タイス選手が所属していたボストン・セルティックスは2022年にNBAファイナルまで進出したので、チームメイトと離れるのは苦痛だったかもしれませんね。
2022-2023年シーズン、移籍後のインディアナ・ペイサーズでダニエル・タイス選手が残した成績(スタッツ)は以下の通りです↓↓↓
平均得点 | リバウンド | アシスト | スティール | ブロック |
---|---|---|---|---|
7.0点 | 3.1本 | 1.3本 | 0.3本 | 1.3本 |
数字を見る限り、並の成績ですよね。
過去を見直しても、最高の平均得点が9.6点、平均リバウンドが6.6本なので特に目立ったスタッツではありません。
ではなぜダニエル・タイス選手は、ダーク・ノビツキー選手をはじめ多くのNBA関係者から評価されているのでしょうか。
そんな謎に迫るべく、ダニエル・タイス選手のプレースタイルを解説していきます!
ダニエルタイスのプレースタイル
ダニエル・タイス選手のプレースタイルは、スクリーンプレーの上手さが最大の特徴です。
ピック&ロールはもちろん、ボールを持ってない味方にもスクリーンをかけて優位な状況を作り出します。
これはスタッツに表れない数字ですよね。
ブルズに所属していたダニエル・タイスはロケッツと4年$36 millionの契約に合意。#NBA #BullsNation #Rockets #バスケットボール https://t.co/mFSRdrfgel pic.twitter.com/PLi8liizOY
— NBAルーム (@nba_room_a) August 3, 2021
他にも3Pシュートや、ミスマッチを守りきるディフェンス力などの武器もあります。
しかし、ダニエル・タイス選手のスクリーンプレーはNBAのみならず、国際大会でもチームに重宝されているハイレベルな技術なのです。
前述したようにスクリーンプレーはスタッツに表出しないので、私は独自に分析して数値化してみました。
【ドイツ代表】ダニエルタイスのスタッツに無い3つの数字
私が独自に算出した、ダニエル・タイス選手が行うスクリーンプレーに関する数字は以下のものを採用しています。
- 総スクリーン回数
- オンボールとオフボール両方を含む
- スクリーンからの得点
- ダニエル・タイス選手のスクリーンを使った選手がシュート、ドリブルからシュート、またはパスを受けてシュートした場合の得点
- ダニエル・タイス選手がスクリーンプレーした後のダイブやポップアウトからの得点も含む
- チーム得点内でスクリーンからの得点が占める割合
- ダニエル・タイス選手が出場していた時間内の得点のみ
今回は2022年に開催されたユーロバスケットのギリシャとの試合を分析してみました。
初心者はもちろん、バスケット玄人でも目から鱗かもしれませんよ。笑
①総スクリーン回数
ギリシャ戦でダニエル・タイス選手が行ったスクリーンプレーの総数は56回です。
私もバスケット経験者なので分かるのですが、スクリーンプレーは体がぶつかり合うので痛いし体力を消耗します。
しかし、ダニエル・タイス選手は全てイリーガルスクリーン(オフェンスファール)無しで遂行していました。
セルティックスのアシスタントコーチが『影のMVP』ダニエル・タイスを称賛「彼がいるから他の選手が評価される」 - https://t.co/tEnbtY7nre pic.twitter.com/OxnSwa8RqT
— StB バスケットボールニュース (@stb_bball_news) October 5, 2020
スクリーンをセットするタイミングや角度が素晴らしいことの証ですよね。
ダニエル・タイス選手は29分19秒の出場だったので、31秒に1回はスクリーンプレーをしている計算になります。
これだけ高い精度と頻度で身長203cm体重111kgの壁が立ちはだかるわけですから、ディフェンスとしてはたまりません!
②スクリーンからの得点
ダニエル・タイス選手のスクリーンを利用した得点は31点でした。
つまり、ダニエル・タイス選手はスクリーンプレーによりスタッツに残らない形で31点分のアシストをしていると言えます。
スクリーンプレーを行うことで空いたスペースを利用した得点を含めれば、さらに貢献度は高いはずです。
それほどダニエル・タイス選手のスクリーンプレーは、チームにとって大きな武器となっていますよ。
③チーム得点内でスクリーンからの得点が占める割合
チーム得点は98点だったので、ダニエル・タイス選手のスクリーンからの得点が占める割合は約32%です。
全体の3割を超える得点が献身的なスクリーンから生まれていましたよ。
ちなみにこの試合でダニエル・タイス選手が残した成績は以下の通りです↓↓↓
得点 | リバウンド | アシスト | スティール | ブロック |
---|---|---|---|---|
13点 | 16本 | 1本 | 0本 | 1本 |
ダブルダブルなので結局のところ貢献度は数字にも表れていたのかもしれませんね。笑
しかし、スクリーンでのアシスト数は上記のスタッツに数値化されていません。
タイトルにもあるように「スタッツに無い数字」がダニエル・タイス選手のプレースタイルを物語っていることがわかりました!
結論:ダニエルタイスはスタッツに残さず味方をアシスト!プレースタイルは縁の下の力持ち!
今回はダニエル・タイス選手のプレースタイルを、私が独自に分析した数字を使って解説してみました。
ダーク・ノビツキー選手が言うように、高い身体能力を持ちコートを縦横無尽に駆け回っているダニエル・タイス選手。
フィジカルな戦いを厭わないその姿勢はまさに縁の下の力持ちですよね!
スタッツはもちろんですが、数値化されていないプレーにも注目していきましょう。
これからもダニエル・タイス選手の活動を応援していきます!