NBAでプレーする、オーストラリア代表のパティ・ミルズ選手。
あなたはパティ・ミルズ選手のトレードについて気になっていませんか?
- パティ・ミルズが10日間で3回トレードされたってどういうこと?
- どのチームがトレードに絡んでる?
- パティ・ミルズの今後はどうなるの?
上記の疑問が私の頭にも浮かんできたので、調べることにしました。
この記事では、パティ・ミルズ選手のトレードについて、理由や経緯を調査してまとめました。
最後まで読めば、NBAの移籍についても詳しくなれるので、今までよりさらにNBAマニアに近づけますよ!
>>>バスケW杯オーストラリア代表のNBA選手一覧!メンバー情報2023年最新版!
【2023年最新】パティミルズがトレードされた理由
パティ・ミルズ選手が10日間で3回もトレードされた理由は、NBAにおけるビジネスに巻き込まれているからです。
NBA選手の年俸は高額であり、チームは勝利のため、時にサインアンドトレードなどを駆使して必要なメンバーを加入させようとします。
【NBA】サイン&トレード
サインアンドトレードとは、あるチームからFAになった選手とトレードを目的として契約し、その後すぐに別のチームとトレードすることを意味します。
パティ・ミルズ選手も、サインアンドトレードの一環やチームの利益のために複数の球団を行き来したということです。
2023年の夏、パティ・ミルズ選手が10日間で3回トレードされた経緯を詳しく解説していきますね。
パティミルズ|ネッツからロケッツへトレード
2023年7月7日、ブルックリン・ネッツとヒューストン・ロケッツはパティ・ミルズ選手を含むトレードを行いました。
パティ・ミルズ選手の契約はあと1年残っていましたが、それによりネッツは680万ドル(約9億円)の年俸を支払わなければなりませんでした。
総額サラリーのキャップスペースをあけたいネッツが、ロケッツに残りの年俸を肩代わりしてもらうためにパティ・ミルズ選手をトレードに出したということですね。
ブルックリン・ネッツとヒューストン・ロケッツがそれぞれ獲得した選手及び指名権は以下の通りです。
- ブルックリン・ネッツ
- 獲得:ドラフト2巡目指名権
- ヒューストン・ロケッツ
- 獲得:パティ・ミルズ
パティミルズ|ロケッツからサンダーへトレード
2023年7月9日、ヒューストン・ロケッツは獲得したパティ・ミルズ選手を使って、サインアンドトレードをオクラホマシティ・サンダーと行いました。
ロケッツが欲しかったのはメンフィス・グリズリーズにいたディロン・ブルックス選手でした。
その獲得のため、パティ・ミルズ選手は契約直後に再度トレードされたのです。
契約して2日しか経ってないのにチームを去るなんて、複雑な気持ちになりそうですよね^ ^;
5チーム間にも及ぶトレードで、ヒューストン・ロケッツとオクラホマシティ・サンダーがそれぞれ獲得した選手及び指名権は以下の通りです。
- ヒューストン・ロケッツ
- 獲得:ディロン・ブルックス、アルファ・カバ交渉権、ドラフト2巡目指名権2つ
- オクラホマシティ・サンダー
- 獲得:パティ・ミルズ、ドラフト2巡目指名権3つ
パティミルズ|サンダーからホークスへトレード
2023年7月9日、オクラホマシティ・サンダーとアトランタ・ホークス間のトレードで、パティ・ミルズ選手が移籍しました。
このトレードによって、アトランタ・ホークスは450万ドル(約6億3900万円)のサラリーを削減できたんだとか。
一般人の私には訳がわからないぐらいの大きな金額です^ ^;
上記2チームがそれぞれ獲得した選手及び指名権は以下の通りです。
- オクラホマシティ・サンダー
- 獲得:ルディ・ゲイ、タイタイ・ワシントン、Jr.、ウスマン・ガルーバ、ドラフト2巡目指名権
- アトランタ・ホークス
- 獲得:パティ・ミルズ
パティミルズの今後はどうなる?
結論から言うと、今後パティ・ミルズ選手がアトランタ・ホークスでプレーし続けるのかどうかはわかりません。
というのも、NBAにはトレードデッドラインという規定が存在し、そこまでは各チーム間で選手のトレードが可能となるからです。
【NBA】トレードデッドライン
トレードデッドラインとは、各チームが契約下にある選手を他チームにトレードすることができる期限日を意味します。当該シーズン中のトレードはこの期限を最後にできなくなります。
2022-2023シーズンにおけるNBAのトレードデッドラインは、日本時間2月10日金曜日の午前5時(アメリカ東部時間2月9日木曜午後3時)です。
毎年2月、トレードデッドラインが近づくと、各チームが補強や立て直しのため、トレードに向けた動きを活発化させます。
例えば2021-2022シーズンでは、優勝候補と見られていたブルックリン・ネッツからケビン・デュラント選手やカイリー・アービング選手が、トレードデッドライン直前に移籍しました。
このトレードにより、ネッツにいたパティ・ミルズ選手や渡邊雄太選手は、移籍してきた選手たちとの兼ね合いで出場試合数が大幅に減ってしまったのです。
渡邊雄太とパティミルズがハワイで
— 🌮Keita Moriya Devi🏝 (@DJkeita0608) June 2, 2023
ワークアウトしてる🔥
もうネッツでは2人が揃った姿は見られないかもね😭しんみり#netsworld pic.twitter.com/5UruEexctu
アトランタ・ホークスがさらにサラリー削減を考えた場合、パティ・ミルズ選手は再度トレードされるかもしれませんね。
NBAといえどやはりビジネスなので、バスケットボールのことだけを考えてばかりはいられないのですね^ ^;
パティミルズのプロフィール
【GroupE】オーストラリア
— とたにまる (@10g00dPunch) April 29, 2023
パティミルズ。この人か。めっちゃ動くしめっちゃ点入れる人。夫が好きな選手はデラベドバだと。
オーストラリア強そう。。日本大変や。#FIBAWC pic.twitter.com/rpP0uxD44L
最後になりましたが、パティ・ミルズ選手のプロフィールをご紹介します。
名前 | パティ・ミルズ Patrick Sammy Mills |
ポジション | G |
生年月日 | 1988年8月11日 |
出身 | オーストラリア 首都特別地域キャンベラ |
年齢 | 35歳(2023年8月20日現在) |
身長 | 183cm |
体重 | 82kg |
出身大学 | セントメリーズ大学 |
所属チーム | NBA アトランタ・ホークス |
- 受賞歴
- NBAチャンピオン(2014)
- NBAスポーツマンシップ賞(2022)
- ザ・ドン・アワード(2021)
- オーストラリア国際最優秀選手賞(2008、2010)
- オールWCCファーストチーム(2008、2009)
- WCCオールニューカマーチーム(2008)
- WCCオールフレッシュマンチーム(2008)
- No.13 セントメリーズ大学 永久欠番
オーストラリア先住民であるアボリジニの血を引くパティ・ミルズ選手。
パティ・ミルズ選手は、多数のNBA選手を輩出しているオーストラリア国立スポーツ研究所の出身です。
2008年の北京オリンピックでオーストラリア代表に選出されたパティ・ミルズ選手は、準々決勝のアメリカ相手に以下のスタッツを残しました。
PTS | AST | STL | TO |
---|---|---|---|
20得点 | 3本 | 2本 | 0回 |
当時、若干20歳のパティ・ミルズ選手が、強豪チーム相手にこれだけの成績を残したというのは素晴らしいですよね。
しかも2008年のアメリカ代表は『リディームチーム』と呼ばれ、歴代でも1、2の強さを誇るチャンピオンチームだったことからも、パティ・ミルズ選手の凄さがわかります。
パティミルズ|プレーの特徴
パティ・ミルズ選手のプレーには、以下のような特徴があります。
- 鋭いペネトレート
- クイックリリースのジャンプショット
- フルコートディフェンスからのスティールやテイクチャージ
パティ・ミルズ選手はとにかくエネルギッシュです。
NBAの中でも試合中の平均速度が最も速い選手の1人で、毎秒2mを超える平均速度でプレーしているんだとか。
猛烈な勢いでマークマンをディフェンスするパティ・ミルズ選手の動画がコチラ↓↓↓
パティミルズ/対人ディフェンス① pic.twitter.com/aMzN0Y0frJ
— Film study. (@be_a_baller1229) November 21, 2022
サンアントニオ・スパーズでプレーしていた時、名将グレッグ・ポポビッチ監督は、
「ミルズの明るい性格とアグレッシブさがチームに好影響を与えている」
とパティ・ミルズ選手のことを称えていました。
キャリアの終盤を迎えつつあるパティ・ミルズ選手ですが、移籍したチームでの活躍からも目が離せませんよね!
結論:パティミルズのトレードはNBAのビジネスによる巻き込み事故!
今回は、パティ・ミルズ選手のトレードについて調査して情報をまとめてみました。
サインアンドトレードやトレードデッドラインなどの専門用語が出てくるので、NBAの移籍情報は理解するのが難しいですよね。
パティ・ミルズ選手のトレードは、NBAのチーム間で起こるビジネス問題に巻き込まれる形で発生していました。
選手の移籍情報をチーム首脳陣になった気分で理解することができれば、NBA観戦がもっと面白くなるかもしれませんね!
パティ・ミルズ選手には、今後さらにトレードされることがあっても移籍先で頑張って欲しいです。
これからもパティ・ミルズ選手の活動を応援していきます!
FIBAバスケットボールワールドカップ2023に出場するオーストラリア代表についての記事もありますので、ぜひ読んでください↓↓↓