駒澤大学の主将・鈴木芽吹(めぶき)選手は
1年生時から次期エースと評されていた
期待の選手です。
しかし、2021年度は怪我をして満足のいく
結果を残せずに悔しい1年を過ごしました。
そんな鈴木芽吹選手の怪我について気に
なっていませんか?
- 鈴木芽吹はいつ怪我したの?
- 怪我から復帰までの経緯は?
- 復帰してからの記録は?
上記のような疑問を持つ方が多いでしょう。
鈴木芽吹選手が怪我をしてから現在までの
大学3大駅伝での記録は以下の通りです。
学年 | 出雲駅伝 | 全日本 大学駅伝 | 箱根駅伝 |
---|---|---|---|
2年生 | 出走なし | 出走なし | 8区 区間18位 1:12:44 |
3年生 | 6区 区間賞 29:21 | 出走なし | 4区 区間3位 1:01:00 |
4年生 | 6区 区間賞 29:00 | 7区 区間3位 51:13 | 2024年1月 出走予定 |
本記事では、鈴木芽吹選手が怪我から復帰し
現在に至るまでの記録を時系列で徹底解説し
ました。
最後まで読めば、鈴木芽吹選手のこれまでの
苦悩を知り、より一層の熱いエールを送る
ことができますよ!
鈴木芽吹|怪我から復帰までの経緯
2021年の夏合宿後、右大腿部に違和感を
感じた鈴木芽吹選手は、レントゲン撮影を
してみると疲労骨折していたことが判明し
ました。
2022年10月10日、怪我から1年以上経った
鈴木芽吹選手は出雲駅伝のメンバーに選ばれ
ていたことから、この時点で怪我の影響は
見られないようでした。
復帰するまでの1年間、鈴木芽吹選手は
どのように過ごしていたのでしょうか?
鈴木芽吹選手が怪我をしてからの経緯を
以下の順番で解説していきます。
- 出雲駅伝(2021年10月)
- 全日本大学駅伝(2021年11月)
- 箱根駅伝(2022年1月)
2021年10月|出雲駅伝
2021年10月に開催された出雲駅伝ですが、
鈴木芽吹選手は怪我の影響で出場してい
ません。
2021年の夏に怪我をした鈴木芽吹選手は
高校生の頃にも同じような場所の疲労骨折を
3回も経験しています。
高校時代、同じ怪我をした鈴木芽吹選手は
「骨密度が低い体質で、治るのにも時間がかかる」
引用元:【箱根への道】鈴木芽吹、出雲&全日本欠場の悔しさ晴らす…田沢廉と二枚看板で連覇導く/スポーツ報知
と言われていました。
疲労骨折は鈴木芽吹選手だけに限らず
長距離選手を悩ませる大きな怪我の1つと
言われています。
10月から始まる駅伝シーズンを目標にして
トレーニングをしていた矢先の怪我だった
だけに、鈴木芽吹選手には悔いが残って
しまったかもしれませんね。
夏合宿での怪我を振り返った鈴木芽吹選手は、
「成績も上がっている中、けがへの注意、油断していた部分はあったかなと思っています」
と語っていました。
2020年に駒澤大学に入学した鈴木芽吹選手は
1年生時から駅伝メンバーに選出されており、
2年生になってからも「次期エース」との
呼び声が高かった選手です。
周囲の期待に応えようと、無理をした結果が
怪我に繋がったのかもしれませんね。
出場できなかった出雲駅伝を振り返り、
鈴木芽吹選手は悔しさをあらわにして
いました。
出雲駅伝はチームとして3冠を目指していての5位でした。本当に悔しいのと、自分が走れなくて情けないというのが大きかった。
引用元:【箱根への道】鈴木芽吹、出雲&全日本欠場の悔しさ晴らす…田沢廉と二枚看板で連覇導く/スポーツ報知
2021年|全日本大学駅伝
2021年11月に開催された全日本大学駅伝も
鈴木芽吹選手は怪我で欠場しています。
怪我をした後、鈴木芽吹選手は少しでも早く
治せるようにと、あらゆる治療を受けて手を
尽くしてきたことでしょう。
しかし、出雲駅伝の後、回復したと思い
練習を再開した鈴木芽吹選手でしたが、
その際にまた再発するような形で痛みを
感じるようになってしまったそうです。
「早く戻りたいと焦って練習して、痛みがぶり返してしまった。ちょっと油断していました」
引用元:箱根駅伝連覇へ 駒大・鈴木が戻って来る、右大腿部疲労骨折完治「焦らず調整」/スポニチ sponichi Annex
恐れていたことが現実になってしまった
といったところでしょうか。
しかし、出雲駅伝では5位に終わっていた
駒澤大学でしたが、鈴木芽吹選手を欠いて
臨んだ全日本大学駅伝では優勝を果たして
います。
出雲駅伝では自分の不甲斐なさを感じていた
鈴木芽吹選手ですが、
全日本は足並みそろわない中でも、優勝を勝ち取れた。その時は、走れない悔しさよりも、仲間たちが頑張ってくれたのがうれしかった
引用元:【箱根への道】鈴木芽吹、出雲&全日本欠場の悔しさ晴らす…田沢廉と二枚看板で連覇導く/スポーツ報知
と喜びのコメントを残しています。
2022年|箱根駅伝
2022年1月、3大駅伝の内で最も注目度が
高い箱根駅伝に、鈴木芽吹選手は何とか
怪我を克服して出場することができました。
【箱根駅伝】
— 駒澤大学【公式】 (@komazawa_univer) January 3, 2022
第8区は 鈴木 芽吹 選手(経営2)です。白鳥選手から2位で2年生同士の襷リレーです!
今シーズン初めての駅伝出場となる鈴木選手。「これまでの悔しさをぶつける走りをします!」と意気込みを見せてくれました!
温かいご声援をよろしくお願いします!#駒澤大学 #陸上競技部 #箱根駅伝 pic.twitter.com/GJlruMPA5i
当初、鈴木芽吹選手は補欠でしたが当日の
エントリー変更で復路8区を任されました。
2位でタスキを受け取りましたが、途中で
順位を4つ落としていまい6位に後退し、
鈴木芽吹選手は区間18位という結果に
終わってしまいます。
当然、本来の鈴木芽吹選手の走りという
わけではなく、駒澤大学の大八木監督も
試合後のインタビューでは以下のように
答えています。
「芽吹は15キロ地点で、前に傷めていたところを、またちょっと傷めてしまった。あの区間でも良くない位置にいたし、その辺の流れがうまく行かなかった」
引用元:8区失速の駒大・鈴木芽吹「またちょっと傷めてしまった」故障の再発、大八木監督が明かす【箱根駅伝】/中日スポーツ
鈴木芽吹選手は、またしてもレース中に
右大腿骨を骨折してしまっていたので、
本来の走りをすることができなかったの
ですね。
前年(2021年)の箱根駅伝は優勝した駒澤大学
でしたが、2022年の最終成績は総合3位と、
2連覇は果たせませんでした。
2021年度の駅伝シーズンは、怪我をした
鈴木芽吹選手にとって辛い結果となって
しまったのですね。
鈴木芽吹|怪我の復帰後から現在まで
2022年度に入り、鈴木芽吹選手の怪我の
状態を各メディアが報じていました。
2022年5月の記事では、鈴木芽吹選手の
状態は以下のように書かれていましたよ。
白鳥、安原はもうひとつで、本来いるべき1区2位の唐澤拓海、8区18位の鈴木芽吹もまだ本調子には程遠い。
引用元:王座奪還を目指す駒澤大も「満足いく練習ができていなかった」…“ライバル”青学大との差が縮まらない理由〈箱根駅伝まであと半年〉/NumberWeb
やはり怪我の影響があるのか、なかなか
良いようには書いてもらえていません。
2022年7月にも、以下の通り評価されて
いました。
駒澤大の今季の目標は、「3大駅伝制覇」である。その目標に欠かせないのは、チームの最大勢力の3年生たちだ。好調なのは、花尾恭輔らごく一部の選手にかぎられており、鈴木芽吹、唐澤ら昨年好走した選手の活躍は大会から見てとれない。
引用元:箱根駅伝で王座奪還を狙う駒澤大の現状。主力の3年生に不安、スーパールーキーも苦境/Sportiva
夏の合宿ではある程度の走りこみはできたと
いう情報もあるのですが、あまり良いことは
書かれていませんね。
しかし、2022年の出雲駅伝前日の10月9日、
発表されたメンバーには「6区:鈴木芽吹」
の名前が入っていました。
2022年の駅伝シーズンの開幕を告げる
出雲駅伝で、鈴木芽吹選手が久々に本来の
走りをできたかが気になりますよね!
2022年|出雲駅伝
2022年10月10日に開催された出雲駅伝で、
怪我の回復具合が心配された鈴木芽吹選手
でしたが、最終区の6区を力走しました。
最後まで安定した走りで、鈴木芽吹選手は
6区で29分21秒を記録し、自身3大駅伝初の
区間賞を獲得しています。
【第34回 #出雲駅伝 】
— 駒大スポーツ陸上班 (@KomaspoTaf) October 10, 2022
駒大が9️⃣年ぶり4️⃣度目の優勝を果たしました🏆🌟 🌼💎🍎💪☀️🌱
皆様のご声援、ありがとうございました❕#駒大 #コマスポ #駒大陸上部 #原点と環#男だろ #藤色のタスキ pic.twitter.com/phcHrqhE96
怪我から復帰してようやく結果が出た
鈴木芽吹選手の気持ちを考えると、
本当に嬉しかったでしょうね!
駒澤大学としても、2時間08分32秒という
大会新記録での優勝を果たしました。
2022年|全日本大学駅伝
2022年11月26日に開催された
全日本大学駅伝でも、鈴木芽吹選手が
所属する駒澤大学は見事優勝という結果を
残すことができました。
駒澤大学は3年連続での優勝という快挙を
成し遂げています。
しかし、鈴木芽吹選手は出場していません。
出雲駅伝では区間賞を獲得するほどの走りを
見せていた鈴木芽吹選手。
全日本大学駅伝に出場しなかった理由は、
またしても怪我によるものでした。
鈴木は出雲駅伝のアンカーを走った1週間ほど後に、練習時に右ふくらはぎに違和感を感じた。そこからは練習を控え、治療などを行なった。大事をとって全日本大学駅伝への出場は回避。
引用元:三冠目指す駒澤大「優勝しか見ていない」 強固にまとまった大八木弘明監督と選手たち/4years.
しかし、右大腿骨の疲労骨折ではなく、
右ふくらはぎの痛みによる怪我が欠場の
理由です。
努力家である鈴木芽吹選手の性格も考えて、
監督が全日本大学駅伝への出場を回避させた
のでしょうね。
2023年|箱根駅伝
4区で首位に浮上!復活を遂げた駒大・鈴木芽吹「去年の出来事を良い意味で思い出して奮起できました」/箱根駅伝
— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) January 2, 2023
「いつも田澤さんに助けてもらっていたので、今度は自分が助けたいと思って走りました」#箱根駅伝#駒大 #鈴木芽吹
|月陸Onlinehttps://t.co/Qx3xL7pOqm
2023年1月2日から3日にかけて開催された
第99回の箱根駅伝で、鈴木芽吹選手は4区
を力走しました。
鈴木芽吹選手の怪我の様子ですが、大会前の
インタビューでは以下のようにコメントして
います。
「自分の至らなさでチームに迷惑をかけてしまっているので、その借りを返せるような走りをしたいです」
このコメントから、11月の全日本大学駅伝の
右ふくらはぎの怪我はすでに完治していた
ことがわかります。
「借りを返せるような走り」という言葉通り
鈴木芽吹選手は1時間1分00秒という記録で
区間3位の結果を残しました!
復路往路共に完全制覇を遂げた駒澤大学は
出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝の
大学3大駅伝を全て優勝で終えるという
快挙を成し遂げることができました。
2023年|出雲駅伝
大学4年時に主将となった鈴木芽吹選手は
2023年の出雲駅伝で前回と同様の6区に
出走しました。
鈴木芽吹選手は2年連続となる区間賞の
快走を見せ、大会新記録(2時間7分51秒)
での駒澤大学の連覇に貢献しています。
前回の出雲駅伝よりも速い29分00秒で
6区を走り抜けた鈴木芽吹選手。
もはや怪我の影響は少しも感じられないと
いったところでしょう!
2023年|全日本大学駅伝
2023年11月の全日本大学駅伝では、
鈴木芽吹選手は7区の長距離区間を
任されます。
区間3位という結果ではありましたが、
2位との差を28秒広げるという走りを
見せました。
記録は51分13秒で、駒澤大学は大会4連覇を
達成しています。
この時、鈴木芽吹選手は偉大な先輩の
記録に挑戦していたようです。
昨季駒大のエース田沢廉(トヨタ自動車)が前回大会で出した同区の区間記録(49分38秒)更新を狙ったが、51分13秒でタスキリレーした。
引用元:駒大は7区の鈴木芽吹も快走で最終8区へ 国学院大の平林清澄が執念の区間賞…全日本大学駅伝/スポーツ報知
素晴らしい先輩の背中を追って後輩たちが
練習する基盤がある駒澤大学だからこそ、
鈴木芽吹選手のように大きな怪我をしても
驚異的な記録を残す選手が生まれるのかも
しれませんね!
2024年の1月からは、最後の大学3大駅伝
となる箱根駅伝が待ち受けています。
怪我から見事に復活した鈴木芽吹選手の
素晴らしい走りが見られることを期待し
ておきましょう^ ^
鈴木芽吹のプロフィール
最後になりましたが、鈴木芽吹選手の
プロフィールをご紹介します。
鈴木芽吹のプロフィール
- 氏名:鈴木芽吹(すずき めぶき)
- 生年月日:2001年6月3日
- 出身地:静岡県熱海市
- 身長:174cm
- 体重:58kg
- 出身中学:熱海市立泉中学校
- 出身高校:佐久長聖高等学校
静岡県熱海市が出身地である鈴木芽吹選手。
通っていた中学校には陸上部がなかったので
鈴木芽吹選手はソフトテニス部に入っていた
そうです。
しかし、陸上のジュニアオリンピックには
学校代表として出場しました。
- 3000m:静岡県1位
- 全国都道府県対抗駅伝:途中4人抜き
陸上部でないにも関わらず、上記の通り
素晴らしい結果を残した鈴木芽吹選手は
長野県の駅伝強豪校である佐久長聖高校
へ進学します。
12/24
— みう (@miu2_tsc) December 24, 2017
6区 鈴木芽吹 (佐久長聖) 14'20
自身のPBを上回る素晴らしい走り!総合優勝の立役者!!👏🎉#全国高校駅伝 pic.twitter.com/xzXTvzXrcv
高校時代、3年連続で全国高校駅伝に
出場した鈴木芽吹選手は、1年生時には
6区で区間賞を獲得し、佐久長聖高校
2回目の総合優勝に貢献しました。
2年生時は5区で区間4位、3年生時は
1区で区間7位を記録し、3年生時には
キャプテンを務めています。
結論:鈴木芽吹は怪我から完全復活を果たしていた!
今回は、鈴木芽吹選手が怪我から復帰後、
現在に至るまでの記録を時系列で解説し
ました。
右大腿骨を疲労骨折するという大怪我に
見舞われた鈴木芽吹選手でしたが、
2022年の出雲駅伝からは復活を
果たしています。
出雲駅伝では2年連続の区間賞を獲得した
こともあり、2024年の箱根駅伝では
どのような走りを見せてくれるのか
期待してしまいますね。
これからも鈴木芽吹選手の活動を
応援していきます!